2019年度 活動報告⑤
2020年1月17日、沖縄県総合福祉センターにて、沖縄県社会的養護自立支援事業 設立記念講演会 「沖縄の子ども、若者を支える居場所とは ~東京、“日向ぼっこ”14年の取り組みから学ぶ~ 」を開催しました。
講師には、社会的養護の当事者団体として、いち早くアフターケア事業に取り組んできた「日向ぼっこ」の共同代表である木本ゆうさんを招き、14年間の活動実績を報告していただきました。
児童養護施設、児童自立支援施設、母子支援施設、子どもシェルター、CAP等の職員さんや、里親さん、学生、会社の経営者等、80名を超える参加者となり、グループ討議の時間は活発な意見交換の場となりました。
発表の際は、福祉専門職以外の方が積極的に挙手し意見を発表する姿が印象的で、社会的養護・子どもの貧困に関する関心の高さを感じました。
始まったばかりの沖縄の社会的養護自立支援事業ですが、今回の講演会で「にじのしずく」の応援団がたくさんいることを実感でき、すごく力になりました。
スタッフ一同、2020年度も走り抜きたいと思っています。ご支援・ご協力、よろしくお願い致します。
2019年度 活動報告④
今回は施設や里親家庭で生活する高校生と、退所者の交流を目的に年3回行われている「ゆめサポート交流会」第9回目の様子をお伝えします。
12月26日に開催し、高校生20人・退所者13人が参加。すき焼きを頬張りながら、交流を深めました。
途中、退所者を代表して大学生が挨拶を行い、退所後の今現在の状況や施設や里親家庭に居る間にやっておいた方が良いこと等を話していただき、高校生たちも真剣に耳を傾けていました。
後半は学年ごとに席を移動し、同い年の者同士学校のことや施設のこと、趣味や恋愛の話などで盛り上がっていましたよー!(^^)!
話も盛り上がり、会も佳境を迎える中、金ちゃんバンドが初めてのデビュー! 音楽関係の専門学校に進学が決まっている高校3年生の里子さんがギター&ボーカルを務め、退所者たちがウクレレやキーボード、支援員がギターで参加し、かりゆし58の「オワリはじまり」を披露しました♫
施設を退所した後も仕事や学校を頑張っている先輩たちとの交流は、高校生たちにとって良い刺激になったと思います。
にじのしずくでは施設退所後、いつでも相談を受け付けています。金ちゃんラーメンの会にも遊びにおいでね~(^_-)-☆
※当事者たちの希望により、シールペースト処理をしています。
2019年度 活動報告③
新年度が始まり、ひと月半が過ぎようとしています。前年度の活動報告をブログに載せると言いながら、なかなかアップできませんでした(-"-) 申し訳ありません。
今回は、2019年9月に行われた、スペシャルゆめサポート交流会の様子をお伝えしまーす。
9月16日、スペシャルゆめサポート交流会にて、ネット配信会社グリーの小木曽 健さんを講師に招き、『正しく怖がるインターネット講座』を開催し、県内の養護施設や里親家庭で生活する高校生28人、退所者1人が参加し交流を深めました。
小木曽さんは「玄関のドアに貼れないもの(情報)を、ネットに載せてはいけない」と話し、どんなに友人限定であってもスクリーンショットですぐに拡散されること、匿名の情報でも調べる人がいる以上、すぐに個人を特定される等、ネットの怖さについて教えていただきました。
今や高校生の10人中9人が携帯電話を持つ時代、便利なツールも正しく使うことが大切ですね。
※参加者の希望により、シールペースト処理をしています。
自立へ、一人暮らし
シェルターで自立に向けて宿泊体験をした10代の女子と、シェルター生活が1番長かった10代の男子が 、4月下旬にそれぞれ一人暮らしをスタートさせました!
これまで物件探し、保証人問題等色々と大変な事がありましたが、株式会社レキオス様、テレビ放送を観てお部屋を提供して頂いたF様のご支援で、ようやくスタート出来ました。
ブログやインスタでも家電の提供を呼びかけていましたが、4月上旬に千葉県へ引っ越された里親I様より電子レンジや扇風機など、浦添市にお住まいのI様より冷蔵庫、そしてお部屋を提供して頂いた大家のF様からは新品の洗濯機と冷蔵庫をご提供頂きました!
本当に感謝でいっぱいです。
まだまだ見守りや支援が必要で、様々な関係機関に支援して頂きながらですが、本人たちは一人暮らしを楽しんでいるようですよ。
少しずつ自立していけますように…。
※シェルター「ホップハウス」は、ソフトバンク社の"安心して社会に巣立とう"助成事業により、運営しています。
コロナに負けない
沖縄でも新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、活動を縮小したり自粛する事業所が増えてきています。
「社会福祉法人そてつの会」さんもその一つであり、全利用者さん・半数の職員さんが自宅待機となり、販売先への納品も中止となりました。
その為、前日までに下準備をし納品する予定だった菓子パン・調理パン100個と、水耕栽培のサニーレタス30個の寄贈がありました!
「アフターケア相談室にじのしずく」の当事者で生活困窮している若者たちと、「にじの森文庫(子ども食堂)」に来る地域の子ども達とで、有難く分け合いましたよー。
そてつの会さん、ありがとうございました^ ^
大変な時期ではありますが、一緒に乗り切りましょうね!